「亜優美ー」 それでも、 「教室戻ろう!」 下を向いているわけじゃない。 「うん」 いつ機能しなくなるのかは分からない。 だけど、その時がくるまで。 その時まで生きようと決めた。 ……なんて重く話してみたものの実際どれくらい危ない状況か、なんて知らない。 自分のことは自分が一番よく分かるなんて言うけど、実感なんて湧かないし。 実際はゆるゆると生きてるの。