春、 まだ誰もいない早朝に、二人で歩いた桜並木覚えてる? 辺りはまだ薄暗くて、桜のアーチは薄紫で…朝日が昇り始めると、ゆっくりピンクに染まる桜がキレイでね。あの時ね、 『…あぁ、今あたし 世界一幸せ者だなぁ…』 って思いながら、Kの隣にいたんだよ。