そんな事を思っていたあたしに
じいやが一言。

「盛り上がっている所、悪いですが…
お見合いをするのは
私ではなく、お嬢様です。」

は?へ?え?

「わんもあぷりーず」

きっ聞き違いかもしれないしねっ!!

「ですから
お見合いをするのは
お嬢様、あなたです。」

きっ聞き違いじゃなかった。

「あたしがお見合い?」

「そうです。」

「イヤだ。」

何でよ…。

せっかく
好きな人が出来たのに
何で
お見合い何てしなくちゃいけないの?

意味わからない。

「夢。
イヤでも
お見合いだけはしてくれ。
相手は
あの柳瀬財閥の長男何だ。
イケメンだし頭もいい。
申し分ない相手何だぞ。」

柳瀬財閥。って何?

あたし知らない。

それに
櫂君だって
超ーカッコいいもん。