「母さんっ!!
聞いてくれよっ!!」

「どうしたの?」

「今さあ
夢ちゃんから電話があったんだよっ!!」

「夢ちゃん?」

「そうそうっ!!
俺の好きな子っ!!」

「あらっ!!良かったじゃないっ!!」

「だろだろっ!!
俺の声が聞きたくなったんだってよっ!!」

「そうなの?
櫂ってその子と付き合ってるの?」

え?

付き合ってるの?だって?

今の話しで
何でそっちに行くんだ?

「何で?」

「だって
その言葉、彼氏彼女みたいよ?」

は?え?