「櫂っ!!聞いてんのかよ!!着いた!!鍵貸せっ!!」

と、言う凪の声で俺は現実の世界に戻って来た。

「悪い。悪い。
スコーシ
トリップして読者のみんなと話してた。」

「読者のみんなって。
櫂頭大丈夫かよ。」

「大丈夫だ大丈夫。
はいよっ鍵っ!!」

「あ~」

《カチャ》

「うーんっ
やっぱり屋上はいいなっ!!凪っ!!」

「だな。」

「よしっ!!
食べるぞーいただきまーすっ!!」

「いただきます。」

イヤー
ウマイネー。

お腹空いてたから
いつもの倍うまいなっ!!

そんな事を
思いながら弁当を食べていた俺。

「ごちでしたっ!!」

そう言って
食べ終わった時
ちょうどケータイが鳴った。