「ようこそ。櫂様。」

ん?

「女将さん!!
今日は、急に済みません。」

女将が来た。
本当にいつ見ても美人だよな。

人妻ってのが持ったいねー。

まあ
夢ちゃんのが
何倍も綺麗で可愛いけどなっ!!

「いえいえ。
柳瀬様にはお世話になってますから、これぐらい御安いご用です。」

「ありがとう。女将。
これからも贔屓にさせて貰うよ。」

「ふふふ。よろしくお願いします。
でわ、櫂様方には、いつもの《薔薇》の部屋を御用意しましたので、どうぞ御ゆっくりしていって下さいませ。」

そう言って
女将は頭を下げ、姿を消した。