その瞬間
爽やかな顔から
爽やかな笑顔になり

「夢ちゃんっ!!」

そう言いながら
こっちに
走って来た櫂君。

走ってる姿もカッコイイっ!!

すっごく
カッコイイっ!!

ヤバすぎっ!!

何て
呑気に思ってる場合じゃないっ!!

この櫂君の行動に言葉に
みんな一斉に
《バッ》っと、こっちを向いた。

イヤイヤイヤ
こんなに
注目されると照れる。

そんな
櫂君みたいに
素晴らしい容姿を持ってる訳でもないのに…

とか何とか思ってる間に
櫂君は
もお、あたしの隣に来ていた。

そして
あたし達が
並んだ瞬間、起こった歓声。

はて?どうしたんだ?

中には
鼻血を出したり
倒れてる人まで居る。

んん?
本当にどうしたんた?

あたしは
首を傾げながら考えた。