「……何しに来た」 玲の一言から、ゆかりと玲の言い合いが始まった。 こいつらは会うたびに、こうだ。 玲のヤツ相手に勝てる訳がねぇんだから、止めておけばいいものを。 引きつった顔をしながらも、それでも言い返すゆかりに俺はまたため息をつく。 それからゆかりを宥めるように席に座らせる。 相変わらず、ゆかりの好きなクランベリーの飲み物を出して。 「…………」 そしてやっと仕事に戻る悟たちの姿を見て、俺も静かにその場を離れた。 最後に、ゆかりの後ろ姿を見ながら。