大学から帰ってきた桃太郎はびっくりしました。

おばさんが玄関で倒れていたのです。

「大丈夫!?一体、誰がこんなこと……」

おばさんは、何も話しません。

桃太郎はピーンときました。
「おじさんだね?」

おばさんは、無言で頷きました。

「よし、僕が鬼を退治してくるよ」
桃太郎は言いました。

おばさんは、一回言い出したら絶対に考えを変えないことを知っていたので
「人殺しだけはいけないよ」
といい行かせることにしました。

おばさんは、桃太郎にチロルチョコを渡しました。

「疲れたら糖分をとりなさい」

桃太郎は元気よく出発しました。

途中、飢えに苦しめ犬と猿とキジがいました。

心優しい桃太郎はチロルチョコをあげましたら。

三匹はすっかり桃太郎になつきついて来ました。

おじさんの家につきました。

桃太郎が
「おばさんにもう近づくな」
と言うとおじさんは、
「やっだよ~」
と、あっかんべーをしてきました。

桃太郎はあまりの幼稚さに呆れました。