達樹の家は、派手な見た目とは違い以外とシンプルだった。 達樹は 「適当に座って。」 と言うと、ジュースを取りに行った。 泰と莉奈は2人っきりだ。 なんとなく気まずい... 先に口を開いたのは、莉奈だった。 「あのギター、誰のなの?」 莉奈は部屋の隅に置いてあるエレキギターを指差した。 「あぁ、あれね。達樹のだよ。俺ら、バンドやってるから。」