体育館に鳴り響く歌――。 初めて聞く曲だ。 それもそのはず。 この学校の校歌なのだから――。 何もかもが新しい。 人も風景も全て…。 いつのまにか教室に戻っていた。 クラスは1-4だ。 新しいクラス―。 私は名簿順で席が一番前だった。 隣は六年生の時も同じクラスだった葛城くんだった。 葛城くんは…はっきりいうとおカマっぽいけれど、すごく頭がいい。(羨ましい)