今は未来の卒業式の真っ最中。 保護者席には未来の両親はもちろん、なぜか要達もいた。 学年一位の未来は卒業生代表に選ばれていた。 −卒業生代表の言葉− 未来はすっと立ち上がり、舞台をのぼり、用意していた紙を広げた。 未「・・・・・・・・・」 未来は去年卒業した要と同様に黙り込んだ。 広げていた紙をたたみ、深呼吸をしたあと話をしだした。 .