あきれるくらい側にいて

 
そういう時間っていうのは一瞬のはずなのに、なぜかスローモーションのように感じるもので。

次第に遠ざかっていく視界の中で、イケメン変質者が驚きながらこっちに向かって手を伸ばしていた。

そしてあたしはというと……。

落下しながら有ろう事か体に巻きつけていたカバーがはだけ、首から下は全開状態。


「ギャーーーッ!!」


幸い下着をつけてる下半身、だけど足は開脚。

そして何も身につけていない上半身についている胸は、落下する振動に合わせ、小さいながらも揺れていたのだった……。