ここで、名探偵礼子は推理した。
「ムム……みんなであんみつを食いに行ったな……犯人は茶店『ズズラン』です!!」
「そう行って、目の前の茶店行こうとしない」
礼子の首筋をムンズッと捕まえ、行かないようにさせる。
油断も隙もあったもんじゃない。
「ねえねえオッサン~。こんなに居ないのおかしいよねこれ? 中にいるかもよ、入ってみる?」
「むう……でもお偉いさんの指示なく入るなんて……」
出た。オッサンのうだつが上がらない性格。
そんな事してれば、一生この周りをうろつかなくてはならない。
「ほら、いいから中行くよこのシジミ。早くしないと置いてくよ」
「うう……仕方ないなあ……」
ルールに反するが、調査の為なら仕方ない。
霊に会うまで、どんどんと奥に入って行った



