なにはともあれ、礼子様ご一行は問題のある地に赴くのでしたペンペン。
「そんな時代劇調はいいから」
ナレーションに突っ込んだのか?
それともただの独り言か?
オッサンは、焦りからくる恐怖心から言葉が出た。
はてさて、何故彼はそんな状況下にあるのだろうか?
それは、目の前の建物が原因だった。
その建物とは……『病院』
古くに壊された、廃病院である。
人間界からしても恐怖率NO1・目が覚めていきなりここなら嫌な場所NO1・ハネムーンで一泊したくないとこNO1・父さんクビになったんだ…今日からここに住もうと言われて嫌な住まいNO1
DHCチャッチャッチャ
コスメNO1~
「礼子君、ボ~っとしてまたアホな事考えてるでしょ? 病院に私は行かないよ。強力な霊がいるから」
お偉いサンも怖いが、何よりタチの悪いのは自縛霊。
この様な人間がよく死ぬような場所は大抵未練が残り、選択の間を通る前に死んだ所から離れられなくなる。
そうした場合は、高い確率で自意識を失っている。
つまり、問答無用で襲いかかってくるケースが多いのだ



