霊務・ザ・ファイナル(霊務4)


「へっへ……まだ殴り足りねえぜ」











指をポキポキと鳴らし、いつ殴りかかって来るかも分からない状態で、のっそりと近付いてくる。











相手は階級7。


オッサンの階級よりも少し上なので、太刀打ち出来ないかもしれない。











しかし、礼子は危惧とも感じず背中を向けた。











「キミの祭りは終わったんだよ。家にもう帰りなぁ」











「ふっ……そううまく言っても逃がしゃしないよ」











何を言っても、彼女はやる気満々のようだ。








「おっ! またやるみたいだぞ! みんな来いよ!」










そのケンカの匂いを感じて、また先程の霊達がチラホラ集まってきた。









礼子はめんどくさそうに返事を返そうと、相手をマジマジと見ると……











「キミ良く見たら……キャハハ! LEGOブロックみたいな顔してるね。とにかくアタシ疲れたから帰るね」











それを言うと、周りの空気が止まった。





…………


一瞬の間。






その静かな中、誰かがポツリと呟く。









「へっ…あの子死んだな」









見るとお祭り霊は、真っ赤な形相で歯を噛みしめている。









ゴツさが売りの本人だが、その顔は気にしていたのだろうか?

額に青筋を浮かべて、その力の流れは拳に移った。










「テ、テ、テ、テメエ!! ぶっ殺してやるー!!」











そのまま握力で握り潰そうと、お祭り霊はドスドスと走り迫ってきた!