霊力を腕に集中させ、その塊を物理攻撃に乗せる。
霊の力を応用した、上級者が使うような技を披露し、周りは一層盛り上がった。
「うぉぉぉぉ!!!」
「ワー!!ワー!!」
このように煽る者は、お祭り霊におべっかを使う為にワザと大声で盛り上げている。
悪ふざけでも過ぎれば、イジメの同罪に当たる。
女の子1人相手に、これはやり過ぎだと言うものだ。
「礼子君……何故……何故立ち上がらないんだ……?」
その言葉が届いたのか? 礼子は足元をふらつかせながら、なんとか立ち上がった。
「へへ……おっつぁんよ……見てなって……」
妙な喋り方で、ボロボロな礼子はお祭り霊に殴りかかった!
しかし……
バキ!!!
「ああ!!!」
礼子のパンチは当たらずに、逆に先に決まったのはお祭り霊の巨大な拳だ。
「ク、クロスカウンター!!」
そのまま礼子はズルリとうなだれ、グシャリと地面に沈んだ。
ワーーーーー!!!!!
その場は大盛り上がり、観客霊は手を叩いて喜んでいた



