礼子の頭に浮かんでいる数字。








そう、オッサンなどの担当者しか見えない階級の数字。










ついさっきまで10を示していた数字が、今見ると9になっているではないか。











「!!? 礼子君! 君、階級が下がってるよ!?」










それを言うと礼子は突然目眩のように、地面に両手を付けた。









「あれ……オッサンなんか力入らないよ……頭がクラクラする。う~ん」










バタリ!










そのまま完全に倒れてしまった。










「礼子!? え? これまたいつもの悪ふざけ? ドッキリか? 礼子君!!」











……










新手のイタズラか?










そんな慌てふためくオッサンを、倒れながらも面白いと思っている礼子。










これからも、こんな楽しい日々が繰り返されるのだろう。










大切な仲間。

霊務の友。










霊達の人間を驚かせる笑い声は、きっと……


いつまでもいつまでも、続くのだろう。













(ゲッゲッゲッゲ……)



TO BE CONTINUED……





















   ―END―
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