霊務・ザ・ファイナル(霊務4)


結界を張られ、そこから離れる黒ガラス達。









数百メートル離れた、徳川埋蔵金の埋まる元の場所まで戻った。











「……続きだ。掘り起こそう」











「合点!」












邪魔者が居なくなったとこで再び掘り進め、数点の箱が土を剥がされ露わになっていく。











こうして全てを掘り起こした宇賀神は、いざ宝の箱を開けようと手を震わせた。











「いよいよだ……俺の億万長者の夢がいよいよ開かれる」











箱に手を掛け、ゆっくりと開けるとそこには……











ピカー!










夜であるが、輝かしい光が眼を襲った。












それはおびただしい金銀の財宝で、箱いっぱいに敷き詰められていたのである!












これも、これも、これも、これも!











どの箱にも、大量の財宝が埋め尽くされていた。











よくある、ここまで来て全て空っぽと言うオチはない。











ついに、徳川埋蔵金が2人の手によって発掘されてしまった