霊務・ザ・ファイナル(霊務4)


枯れ葉のように、ひらひらと地面に投げ出されるオッサン達は、まだ息があるが心身共にボロボロだ。










「う……ぐ……まだまだ」












そんな姿に黒ガラスはしげしげと眺める。











「綺麗な高原の地形がメチャクチャになってしまった。すまない人間社会。さてと……そうだなコイツ等には結界でも貼ってくんだ」











「殺さないのか相棒?」












「少しでも早く財宝を確認したい……何百年この時を待ったと思ってる。コイツ等を殺す時間も惜しい」











黒ガラスに言われるがまま、結界を作り出す宇賀神。










その隙に眠り猫が飛び出した!










「おっと。コ!!!!」











しかし、黒ガラスの虎砲で動きを止められてしまった。










「しまったニャ!」









一瞬の内にカタが付く勝負。










お互い1人ずつなら楽に倒せるであろう黒ガラスと宇賀神だが、コンビを組むとここまでの力を示した。











まさに、脱帽である