枯れ葉のように、ひらひらと地面に投げ出されるオッサン達は、まだ息があるが心身共にボロボロだ。
「う……ぐ……まだまだ」
そんな姿に黒ガラスはしげしげと眺める。
「綺麗な高原の地形がメチャクチャになってしまった。すまない人間社会。さてと……そうだなコイツ等には結界でも貼ってくんだ」
「殺さないのか相棒?」
「少しでも早く財宝を確認したい……何百年この時を待ったと思ってる。コイツ等を殺す時間も惜しい」
黒ガラスに言われるがまま、結界を作り出す宇賀神。
その隙に眠り猫が飛び出した!
「おっと。コ!!!!」
しかし、黒ガラスの虎砲で動きを止められてしまった。
「しまったニャ!」
一瞬の内にカタが付く勝負。
お互い1人ずつなら楽に倒せるであろう黒ガラスと宇賀神だが、コンビを組むとここまでの力を示した。
まさに、脱帽である



