「最高だ……血が騒ぐような殺し合い……最高の気分だ……」
このやりとり事態を、楽しんでいるかのような発言。
頭が狂っているのも程がある。
痛みを感じないのか、それを受けても同じようなスピードで迫りくる。
「オラよ!!」
ガン!!
赤鬼に蹴られたのは、礼子の腹の箇所。
サキに貫かれた部分である。
ドパッ!!!!
治ってもいないのに、攻撃を与えられた事により再び血が吹き出した。
礼子はフラフラとよろめいた。
「こんの……お腹の子を……アナタの子よ! 認知してよ!」
さっきから言ってるが、乙女って性格じゃない。
こう言う時だけ、女性ぶるのは止めていただこう。
礼子・赤鬼共に、お互いのダメージは深刻。
そろそろ最後の一撃を決めて、終わらせなければならない



