霊務・ザ・ファイナル(霊務4)


「アイ・スラッシュ!」










サキは先程オッサンにも一つだけ飛ばした氷結晶の刃を、身動きできない礼子に無数飛ばした。











ズババババ!!











彼女の身は裂け、血は吹き、髪の一部も切り落とされ、壮絶なダメージを与えた。











「礼子君!?」












初めて礼子から出る傷を目の当たりにして、オッサンは声が裏返る。











見た事もない……




彼女が傷を追うなんて……











サキは妖艶な笑みで、楽しそうに言った。











「アラアラ、フフ……アンタに衝撃波は効かなくても、斬撃は効くみたいね……」












すると、礼子は負け惜しみか声を荒立てる。












「こんなの傷に入らないもん! 何よサキの意地悪!」












何とか氷から脱出出来たが、霊体の足は軽く凍傷している。










この地での凍傷……











これがホントの日光凍傷宮。











「礼子君危ない!」











オッサンの声で気付き、礼子は振りかぶったサキの一太刀を何とか避けた