「アイ・スラッシュ!」
サキは先程オッサンにも一つだけ飛ばした氷結晶の刃を、身動きできない礼子に無数飛ばした。
ズババババ!!
彼女の身は裂け、血は吹き、髪の一部も切り落とされ、壮絶なダメージを与えた。
「礼子君!?」
初めて礼子から出る傷を目の当たりにして、オッサンは声が裏返る。
見た事もない……
彼女が傷を追うなんて……
サキは妖艶な笑みで、楽しそうに言った。
「アラアラ、フフ……アンタに衝撃波は効かなくても、斬撃は効くみたいね……」
すると、礼子は負け惜しみか声を荒立てる。
「こんなの傷に入らないもん! 何よサキの意地悪!」
何とか氷から脱出出来たが、霊体の足は軽く凍傷している。
この地での凍傷……
これがホントの日光凍傷宮。
「礼子君危ない!」
オッサンの声で気付き、礼子は振りかぶったサキの一太刀を何とか避けた



