あの喋り方、雰囲気。
例え偽物だと言おうと、直感的に本物と何故か感じた。
「サキさん……どんな経緯でアナタが、そのお面を被ってるのですかな? さあ、こちらへ来て話してください」
今回も助けてくれた経過があるので、その詳細を聞こうと試みる。
だが、サキは降りてこない。
「……アンタ何言ってんのさ。アタイは黒ガラス様に仕える、三鬼神青鬼のサキだよ。死にたくなければ手を引きな」
そんな……
すると、礼子は大きく手を振ってみせた。
「オオーイ、サキ~! 礼子だよ~! こんなカビたオッサン忘れたかもしれないけど、アタシは覚えてるよね? 生まれ変わったんだアタシ! また死んじゃったけど……」
すると納得したように、返事を返す。
「成る程。生まれ変わりかい……それにしても姿も声も記憶も名前も同じとはね……まあアンタの場合何があってもおかしくないがね」
どうやら、礼子の事も分かるらしい。
じゃあ一体何故。
そこでオッサンは、一つの仮説を立てた。
「そうか! サキさん、もしかして三鬼神になって敵を内部から叩こうと言う作戦ですかな? それでしたら……」
そう言いかけると、サキは激怒した。
「ふざけるんじゃないよ! さっきからアタイを仲間だと思ったら、大間違いだよ!!」
ヒョオオ!!
氷が辺りを包み込む!!



