さて残ったのは、このグズ2人。










どうしようかと、オッサンは手を腰に当てて考えた。










「屋根よ~り高~い鯉の~ぼ~~り~~~♪」










「おお、この暑い時期なのにミカンがあるニャ。ここから逃がさない罠にスッカリハマったニャ」









礼子は宇賀神のパンツと思われる私物を外に飾ったり、眠り猫は押し入れから出したコタツに去年のミカンと合わせてくつろいでいる。











こんな馬鹿達。


もう放っておくしかありません。











オッサンは1人探し続けると、ある地図に赤ペンで丸されてるのを発見した。










「こ、これは!」











その声に2人は反応する。









「どうしたニャ!?」









「何!? 何かあったの!」











驚いても眠り猫は寝っ転がったままのリアクションだし、礼子は出前を届けに来た人間から寿司を受け取ったままだ。











仕方ないので眠り猫のコタツ机に行き、それを広げた。











「ヤツらの居場所だよ! きっとここに財宝はあるんだ」