事情を説明し、礼子を引き取るオッサン。
他の霊達の前だと、白虎と玄武は姿を現せられないので、一同は眠り猫の門の所まで戻った。
集まった六人。
早速火鳥は、ウキウキしながら話をする。
「は~い★君が礼子ちゃんか! わ~会えて嬉しいなあ。俺は火鳥慎吾。おっとSMAPのじゃないよ? 後ろは獅死雄と亀咲ちゃん」
そう言って握手をしながら、仲間を紹介する。
「ん~~君、アタシの事知ってるって事は……もしかしてファン? 仕方ないな~。サインは一万だよ?」
「たけーよ! ってかちげーよ! 礼子君この方達には敬語を使いなさいケーゴを」
すると、今度は亀咲が礼子に興味を持ち始めた。
「ん……礼子って、まさかあの叶礼子かい? 私の一番のオモチャだった」
まあ、今は叶礼子じゃなく加納礼子だが、確かにそう。
亀咲の特殊能力は死霊を操るネクロマンサーで、かつての戦いで礼子の魂の一部から彼女を蘇らせて兵器に使った事がある。
その経過から、霊本体の彼女に興味を示したのだ。
「オモチャ? この神の私が? ね~オッサンこのブスは何言ってるの?」
「ヒィ!! バカ!!! さっきもブスって言われたんだぞ、この方は!」
オッサン、フォローになってない。
余計な事です。
亀咲コメカミ、ピクピクね



