霊務・ザ・ファイナル(霊務4)


すると、黄鬼はプンスカ怒りながら言った。










「元テロリストが大きく出るじゃないの! リーダー、アイツ等やっちゃおうよ! あのブス許せないし」










ブス?









指をさされた亀咲は、青筋を浮かべて霊圧した。











「誰がブスよ? …小娘が粋がるんじゃないよ」










ゴゴゴゴゴ!!!!!









その力は相変わらず凄い。

後ろに居ても、肌にビリビリと感じる。











すると赤鬼は溜め息をつき、戦闘意志を外した。










「……3対2か。せめて青鬼がいればな。この戦いは我ら2人では分が悪い。流石に四獣霊相手ではどうしようもない。黄鬼。帰るぞ」










「え~~~~~そんな~~~」










しかし、赤鬼にそう言われると素直に従う黄鬼。






2人はそのまま風を纏うと、辺りの草原の葉っぱを飛び散らせた。











『また会おう……諸君』











そう言葉を残し、2人は姿を消してしまった……