しかし、現実は甘くなかった。 「フン。腑抜けめ。三鬼神の名に傷が付くわ! 仕方ない、我らだけで始末しよう」 「リーダー賛成!★ だねだね!」 そう言い、ジリジリと迫ってくる。 すると、青鬼が居なくなったお陰か、眠り猫の体は少し動けるようになった。 「メガネ……掴まれニャ」 「え……? うわ!!」 そのまま引っ張られ、元来た道を走り去った。 何とか戦闘離脱成功だ。 「逃がさん!」 赤鬼と黄鬼も、急いで後を追いかけ始めた