ブスッとした顔で長い廊下を陣野を連れて歩く。 廊下の両端には等間隔に置かれた綺麗な花が飾られている。 美桜はメイド達が毎日綺麗にしてくれているその廊下を歩くのが好きだった。 しかし今はムカつく陣野と一緒だ、 ついつい靴を鳴らして歩いてしまう。 「姫様足音が警笛の様になっていますが?」 「本当陣野って意地悪。」 「褒め言葉と受け取っておきます」 「もぉいい!」 言い合いをしているうちに 自室から遠いはずの謁見の間に あっという間についてしまった。