「嬉しそうですね。クス
美桜様の歌声は皆が注目している今回の目玉ですから。
龍斗様には申し訳ないですけれど。」
そぉ言ってネネはクスクス笑っている。
今度の私と龍斗の誕生式典で私は歌を披露する。
王家の者は18歳になると一人前として扱われ、
今以上に国民の為に力を尽くすことになる。
成人と言われるようになる18歳の誕生式典はとても大事。
昼から国民も一緒に祝う式典の後に、
貴族以上が集まる夜の晩餐会がある。
その晩餐会の時に今まで身につけた教養を披露しなければならない。
子どもの様だけれど幼い頃から乗馬、舞、とならんで歌を歌うのが好き。
そぉいえば今日夢に見た歌もお気に入りだし、
今回の曲目もそれにしよっかなぁなんて思ってたり。
歌詞に載せて気持ちを伝える事ができるって素敵だもんね。
