Give Me Smile―新撰組と氷姫―






大丈夫。

あの時から、覚悟は出来ていたんだから。


…死ぬことなんて、怖いものじゃない。



「そうだよね?お祖母様…」



ポツリと呟き、あたしも屯所内へと入った。



静かに玄関を開けて入っても、中は不気味なくらい静か。


真っ先に台所へ入って、持っている荷物を下ろす。


簡単に整理してから、自分の部屋へ寄って、墨を持ってから土方さんの部屋を目指した。