*** (野菜にお米に魚、調味料も少ないけど買えた) 勿論、土方さんから頼まれている墨も。 これで、あと何日かは買い物に出なくてもいいはず。 「…ふぅ」 と一つため息を吐きながら、怠い腕に力を込める。 ゆっくりと新撰組へ帰っていると、門の前に人が立っていて。 よく目を凝らして見てみると…。 「千春さん!おかえりなさい」 「……今日は、巡察のはずでは?」 今あんまり会いたくない沖田さんが、ニコニコしながら立っていた。