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小学4年のときの算数のテスト。
4‐3の教室では、喜ぶ人、落ち込む人、首を傾ける人…皆いろいろ表情が違う。
そういえば、千香って頭はそんなに良くなかったんだよね。
『白石(シライシ)千香、千春!』
先生に名前を呼ばれて、あたし達は2人同時に席を立つ。
千香はテストを受け取った瞬間、破顔した。
『千春〜っ!見て!今回のテストの点数っ。悪すぎて笑えるわー』
『ちょっと、何その点数…。笑えないよ?58とか微妙すぎる』
『いーの!てか千春が頭良すぎなのよっ。98とかバカじゃないの!?』
『58点の馬鹿に言われたくない』
懐かしい。
また、あの頃の夢を見ているのか…。
夢なんだろうけど、小さい頃のあたしと千香を、あたしが遠くから見ている感じ。
この時は、まだアレが起きていなかったんだっけ。
どうせ過去に戻るなら、10年くらい前にタイムスリップしたかった。
それじゃ、まだ結果はマシだったはずなんだけどね。

