怠い。
物凄く怠い。
新撰組にはあたししか女中がいないんだから、あたしが面倒をみて当然なんだけど。
「はあ……」
「あれ、千春ちゃん。またため息ついてんな」
疲れ溜まってんの?と、隊服を身に纏った八番隊組長の藤堂さんが立っていた。
そういえば、今日は藤堂さんと一緒に巡察って、沖田さんが言ってたっけ。
まあ、隊服を見る限り…何処にも汚れがないから、特に何も起きなかったんだろう。
「……いえ。そんなことないですから」
「本当かー?千春ちゃんって、無茶しそうなんだけどなっ」
そう言ってニコニコと笑う藤堂さんを見て、少し思う。
雪さんと藤堂さん…。
何だか笑う仕草とか似てる。
沖田さんもよく笑っているけど、少し違う。
沖田さんは…笑顔の裏に何考えているかイマイチよくわからない時があるし。

