「総司はもう知ってるが、神崎。お前に言っておかないといけねぇことがある」
「………何でしょうか?」
さっきまで普通だったこの部屋に、緊張感が漂う。
あたしは無意識のうちに、背筋を伸ばしてゴクリと唾を飲んだ。
なんだろう。
あたしのことではない気がするから、新撰組に関わることかしら。
ついさっき、沖田さんは変なこと聞いてきたし…何か問題でも起きたのかな。
チラリと沖田さんを見ても、気が抜けたような顔をしているし…特に何かを隠してるというわけではなさそう。
そんなことを考えていると、土方さんは少し眉間に皺を寄せながら口を開いた。
「……これから、屯所を出るのを禁ずる」
「………」
え、何。何で?
それじゃ、買い物に行けないじゃない。
それに…曲も聴けない…。

