姑や小姑みたいに小言を連発している沖田さんを見かねたのか、土方さんが助け船を出してくれた。
「総司、ちょうどお前も後で呼びに行こうと思ってたんだ」
「あ、そうなんですか」
「ああ、二人とも着いてこい」
疲れた…。
土方さんが助け船出してくれなかったら、まだ当分あの説教は続いてたかも。
心の中で土方さんにお礼を言っていると、沖田さんがコソッと尋ねてきた。
「千春さん、土方さんから何か聞いていますか?」
「……いいえ、特に何も。…何か用でもあるのですか?」
あたしがそう尋ねると沖田さんは「……いえ、それならいいんです」と少し言葉を濁した。
なんだろうと不思議に思っているうちに土方さんの部屋に着き、開き掛けた口を閉じた。
部屋に入れば…。
(……何この書類の山…)
そう思うくらいの書類の山が机の上にどさりとのっていた。

