「……いえ、皆さん毎日大変だな…と」
「…そう思ってるわりには声が棒読みだぜ?」
土方さんがニヤリと答える。
びっくりして声を出しそうになったけれど、我慢してそんな素振りは見せない。
…まだ、完全に疑いが晴れたわけではない。これは保留しているだけなんだから。
土方さんは少々面倒くさそうな顔をして口を開いた。
「まあ、いい。今から俺の部屋へ来い」
「……どうしてですか?」
「仕事は一段落ついてんだろ?話があるから着いてこい」
「……はい」
くるりと後ろを向いてスタスタ歩いていく土方さんに遅れまいと早歩きで歩く。
しょうがないか。
話なんて聞くのも面倒だけど、あそこで無理にでも断ってたら怪しいだけだし。
そう自分に納得させると、歩くスピードをもう少し上げる。
その時──。

