Give Me Smile―新撰組と氷姫―






スッと開けられた先に見えた人物を見て、さっきのお粥よりも驚く。



「邪魔すんぞ」


「あれ、土方さんじゃないですか。何か用ですか?」



鬼の副長、土方さんだった。


何故現れたか全くわからず、目をパチクリしていると、土方さんは沖田さんの隣にドカッと座った。



「……風邪ひいてるとは、本当だったんだな」


ポツリと呟きを洩らし、沖田さんは何度かわからないため息を吐く。


「千春さん、お粥食べようとしないし、薬も飲んでくれないんですよ」


「あ?お前は餓鬼か」



…沖田さん。

わざわざ土方さんにチクらなくても。


だってほら、土方さんが物凄くあたしのこと睨んでるじゃない。