ニコニコしている沖田さんには悪いけれど…。 「いい、です…」 「え、千春さん?」 「いりません…っゴホッ」 どうして…というふうにあからさまに肩を落とす沖田さん。 沖田さんが作ってくれたと思われるお粥は、湯気が出ていて美味しそう…なんだけど。 今は何もいらない。 本当に食べたら吐く。 「で、でも!何か胃に入れておかないと薬飲めませんよ?」 「…薬もいらないです」 ことごとく拒絶していくあたしに、沖田さんは狼狽えている。 またあたしが咳き込んでいると、静かに障子が開いた。