アル「あれ?言ってなかったっけか。俺のフルネームは『アルベルト・ジョン・リューゼ』っていうんだ。覚えておけよ」
カイナ「ちなみに私は『カイナ・リュノア・リューゼ』だよぉーヨロシクー」
無邪気に笑うい答えるカイナ
雅也「他国って名前こんなに長いのか・・・」
雅也は改めて他国の人との文化が違うことを痛感する
まず漢字を使わない名前というところから違うのだが
雅也「アルさんって呼んでもいいか?なんかとりあえず短くしてみたが」
アル「おう構わないぜ!」
アルベルトは景気よく返事を返す
林に反響して返ってくるくらいバカでかい声で
雅也はなんでそんなにでかい声で返事したんだと心の中で思う
アル「よぉーし改めてよろしくな!」
右手の拳を雅也に向けた
雅也「こちらこそ」
左手の拳をアルベルトの出した右手の拳に合わせる
そこにピョンピョンと効果音が聞こえそうなくらい軽やかなジャンプをしながらカイナが近づいていき
カイナ「とりあえず!日が高いうちに人がいるところ探そ?」
と林を指さして、一気に話を変えてしまう
太陽はまだ空高くにあり、強い日差しが林の中を照らしていた
アル「だるいな~ったくよぉマジでこの島人いんのか?」
本当にだるそうに言い放ち
アル「ま、歩き回ってみっか!」
とすぐに気持ちの切り替え、林に向かって歩き出したアルベルトとカイナ
雅也「確かに夜になると林の中は危険だし早いとこ人の住む場所に行きたい」
と心から思う雅也は二人の後ろを追いかけて歩く
雅也「あ、ラゼル元に戻っていいぞ」
忘れてた。ラゼルを鎌の姿にしたまま
するとすぐに鎌は光り、人型へ
ラゼル「私のこと忘れてた、絶対」

