アル「次で決めてやるぜ」

雅也「こい!」

アルベルトの構えが変わる

今まで中断で構えていたのを上段で構えた

アル「うおぉおぉ!」

叫びながら突っ込んできた

アルベルトは左上からの右下への攻撃

雅也は構えからその攻撃を読んでいたので右に避け、攻撃しようとしたが

カイナ「ストーップ!兄貴の勝ちぃ!」

と止めの声が響く

反射的に行動をやめて初めて気いく

雅也の左首筋の1センチ手前で止まって青白く輝く大剣があることに

アル「はは!俺の勝ちだな!」

アルベルトは大剣を肩に担ぎ直してから言った

雅也「どうやったんですか?完全に大剣の進路方向とは逆に避けたのに」

そう雅也は左上から右下へ動く斬撃を読み、その逆の相手の左側に入りかわしたはずだったのだ

確かに左上からの斬撃は避けたが、そのあと何故、自分の左首筋に大剣が止まっていたのか。そのことが理解できない

もし、大剣の斬撃軌道を無理矢理変えたなら、寸止めなどはできずに、雅也の首をはねていたはず

アル「どうやってと言われてもなー握り方を途中で変えるだけだし」

と大剣を構え右手を上下に動かす