雅也「行くよラゼル!」

ラゼルは返事の代わりに鎌の姿となり雅也の目の前で宙に浮いていた

カイナ「二人ともやる気だねぇー!でも怪我とかさせないようにねー」

と当たり前のような言葉をかける

アル「大丈夫だよ寸止めで行くから」

アルベルトは大剣を肩に担ぎながら気楽な口調言う

雅也「はい」

雅也の方は余裕などなかった

殺すつもりで行かないと勝てないとわかっていたからだ

カイナ「んじゃいってみよー!よーい、スタート!」

かけ声とともにアルベルトは間合いを詰め大剣を振り降ろす

あの船で戦ったときと同じ攻撃だった

しかし雅也は紙一重で避け、鎌の刃ををアルベルトの背後へまわし、一気に引っ張る

その刃をアルベルトは見事な宙返りで避け、距離をとった

アル「なかなかやるじゃないか。先生攻撃を交わして反撃までしてくるとか。鎌の方が合ってるんじゃね?」

と笑いながら叫ぶ

雅也「かもしれませんね」

今度は雅也が仕掛ける

鎌を横に大きく薙払う

アルベルトはそれを後ろに飛ぶ

それで終わりにせず、雅也は回転して下段に鎌を構えそのまま斬り上げを行う

アル「チッ」