そして朝


それはものすごく気持ちの良い快晴だった

雲一つない快晴だと

雅也はそんな空を葉と葉の間からみて思った

しかし雅也の思考は即停止

ラゼルが完全に雅也の上にしがみついて寝ていた

雅也は左手でラゼルを抱きしめている

いやいやいや、いったい何なんだこの状況はっ!
ラゼルとこんな関係になった覚えはない!

会ったのは昨日だぞ
たった一日でいや半日でここまでになるイベントなかったし!

と雅也は思っているに違いない


ラゼルが起きたときにいろいろ問題がありそうだから上から降ろそうとした

しかし遅かった

ラゼル「ん・・・おはよー雅也・・・くあぁぁ」

雅也「・・・あぁ、おはよ」

雅也はこれまでしたことの無いような苦笑いを浮かべていた

そしてラゼルは一度雅也の上に体を起こし左右をみる

ラゼル「なんで私は雅也の上にいるのだ?」

雅也「こっちが聞きたいわ!朝起きたらこうだよ!」

朝から怒鳴ってしまう

ラゼル「あっそ」

そういってラゼルはまた雅也の上に寝る