二つに裂けた体から血がとぶ

ラゼルは自分と同じくらいか自分よりも大きい鎌を、軽々と操っていた

ラゼル「まぁこんなもんかな」

雅也はただ驚いていた

まず鎌が急に出現したこと

そして、一角獣は毛が厚いため堅く、大剣を使っていた雅也でも切り落とすのには苦労したことがあった

なのにラゼルは鎌で簡単に切ってしまったのだこと

この二つが雅也を驚かした原因だ

ラゼル「ん?どうした?」

雅也「いやすげーなーって。そのデカイ鎌を使いこなせて」

素直な感想を述べた

ラゼル「ああ、これ?使ってみるか?」

返事をする前に変化が起きた

ラゼルの体を光が飲み込んだ

そしてその光は雅也の前まできて鎌の形をして浮いていた

ラゼル(ほら、手に取れ)

雅也の頭の中に直接声が流れてきた

雅也は言われるがままに鎌を手に持った

雅也「え?」

さらに雅也は驚いた