人が居た形跡もなく一人だった

雅也「そうだ!真夜と海斗たちは無事なのだろうか?」

今まで一緒に旅をしてきた仲間だ。

そう簡単に死んだとは思いたくない

雅也「俺が大丈夫だったんだからみんなも大丈夫だろう」

そう声に出し自分に言い聞かせる

手に持っていたネックレスを何となく首にかけ、真夜や海斗を探すべく砂浜を歩こうとしたそのときだった

「ガルルゥウゥゥ!」

雅也「マジかよ・・・この状況で魔獣かよ」

いつもの雅也だったら一角獣程度の魔獣だったら余裕だった

しかし今、武器を持っていない

一角獣は、体長は約1m50cmで頭に一本の鋭い角が生えている
速さはないが一撃の威力は高く、厚い毛でおおわれているため防御力がある

「ガルルゥゥガァアァァアァ!」

一角獣が吼え攻撃体制に入った

そんなとき雅也の頭に声が聞こえた

??(私の声届いてるか?)

それのきれいな女の人の声は頭の中から直接聞こえてくるような不思議な感じだった

雅也「だ、誰だ!」

ラゼル(私はラゼル。今のお前の力になることができる)

雅也「どういうことだ!」

ラゼル(魔装召喚ってわかるか?装備品に直接召喚魔法をかけたものだ)