「真城さんは組長に会うのは初めてですよね?」 向かう途中で康二さんに聞かれる。 「はい。」 「安心してください。怖い方ではありません、若に似て優しい方です。」 あたしが緊張していると思ったのか康二さんは微笑みながら言った。 あたしはただ頷くだけ。 緊張もあったがそれ以上に好奇心の方が強かった。 風雅の父親でもあり、古城組のトップとはどんな人物なのか。 想像力がないあたしには全くわかるはずがない。 康二さんの様子では、組長が嫌われている感じではない。 むしろ好かれているだろう。