いつの間にか、居心地のいい空間になっていた。 どんなに綺麗な女と並んで歩こうが一緒にホテルへ行こうがあいつ等といる時の方が心が躍った。 それでもいろいろと難癖つけて認めなかった俺に真城はとどめを刺した。 「………もう遅いかぁ」 先ほどの真城の言葉を思い出す。 そして俺は口元に笑みを浮かべながら風雅の家を出た。 向かう場所は一つ。 いつだって俺の中心にいる奴等のとこ。