~真城side~
「…………っう゛…」
目を開けると真っ先に見たのは見覚えのないコンクリートの天井。
ここは?
そう思い慌てて体を起こそうとする。だがしかしお腹の痛みによりそれは出来なかった。
しばらくして痛みが落ち着いた頃に今度はゆっくりと体を起こす。
辺りを見渡すとやはり見覚えのない部屋だった。
六畳ほどの窓一つない部屋にきれかかっている電気が一つ。
昼か夜かもわからない。
「ってかあたし、なんでこんなとこいるんだっけ?」
あたしは頭の中で一番記憶に新しい出来事を思い浮かべる。
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