「宗也くんは…書道家になったんだね」 「書道家なんて、言えません」 「どうしてかな?」 「全部から逃げて、目を逸らしてきましたから」 その結果がこれだとしたら、すべての書道家の人に申し訳ない。 憧れだけで、ここまで来ただなんて。 「…いいんだよ」