先生が死んだ日



賞をとっても満足できなくて、書いて書いて書いて。


畳も着物も先生もない暗い部屋で、墨にまみれた。


そんな俺が、社会人なんて胸を張れるわけがないんだ。


「宗也くん」

やわらかい声がする。