晃平は石田家の墓と書かれた墓の前に座って手を合わせた。




つられて私も手を合わせる。




無言のまま。






そして晃平は立ち上がり、お墓を見つめた。



私は何て声をかけたらいいのかわからない。




どうしてお墓に来たのかも聞きたい。



すると晃平はポツポツと話始めた。



「石田さゆり。俺らとタメだ。」


「…。」


「さゆりは美月の元カノ。」


「っ!!」


美月の元カノ!?



私たちとタメ…。



「さゆりは自殺した。」



「えっ‥!?」


晃平はゆっくり歩き出した。



お墓から離れるように‥。



私も晃平の後ろを歩く。



「1年前に。」



ゆっくり振り返った晃平の目には涙が溜まっていた。